【考察のようなもの】イングレス・プライムのストーリー【マルチバース】


【考察のようなもの】イングレス・プライムのストーリー【マルチバース】
さて、先日のXMフェスティバル福岡でイングレス・プライムへの移行に伴うストーリーについて重要な動画が発表された。
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/jmZ1CrmzBmX
(なお、添付の画像は司アキラの説明を元にイメージした我々の世界とそれぞれの「次元」との関係を私の解釈で表したものである)

これを見て気づいたことがある。

Akira: Another Universe caused our Epiphany Night. We’re going to path the forward. The anomaly sequence the NIA researchers uncovered.
司アキラ:「啓示の夜」は、別次元の世界が起こしたのよ。このまま別次元の世界へ送り込むことになるでしょう。NIA研究員達が解明した一連のアノマリーをね…
(英語音声は Ishira Tsubasa 氏の聞き取りによる。Thanks a lot!)

これは動画中の司アキラのセリフであるが、日本語字幕で「別次元」とされている言葉の原文は「Another Universe」であった。この動画を通して8回登場するUniverseという単語のうち6つは「次元」と訳され、2つが「世界」と訳されている。Universeは世界、宇宙、森羅万象など非常に幅広い意味を持つ単語である。

ひところ、シェイパーやナジーアを宇宙人だと解釈している人が多かったように思う。 来る来ると言いながら一向に姿を見せないので別に宇宙人だと思っていても差し支えない気がするが、 これもこの「Universe」が「宇宙」と訳されたことがひとつの要因だと考えられる。もちろん訳者自身もその正体を知らない状態で翻訳しているため、これはやむを得ないことであった。

かくいう私も、次元という日本語から2次元・3次元というときの「次元(Dimension)」と同義だと考えていた。つまりシェイパーやナジーアは、4次元かそれ以上の次元に住む存在であると。しかしどうやらそれもまた違うようである。

「Universe」をどう解釈するかが、エクソジェナス・エンティティそしてこの先のストーリーを理解するために重要だということだ。

リュケイオンでは、動画全体の文脈から何人かがそれを「世界線」と表現していた(ただしこれは物理学分野で定義されている「世界線」ではなく、世界の可能性のひとつを表すゲーム用語である)。あの動画を見た多くの人は、一種のパラレルワールドのようなイメージを持ったのではないか。

ここで私が思い出すひとつのエピソードがある。
http://ingress.lycaeum.net/2017/10/20171022-113159.html
2017/10/22 投票:エルヴィン・シュレーディンガー
昨年秋ごろ、P.A.シャポーが歴史上の著名人を挙げて、その人物がエンライテンドであったかレジスタンスであったかという議論を提示していた時期がある。そのひとり、エルヴィン・シュレーディンガーは量子力学における思考実験のひとつとして有名な「シュレーディンガーの猫」を考案した人物であるが、後にこの思考実験は 多元宇宙論(マルチバース) という概念の礎となる。

https://bit.ly/2HkdEco
多元宇宙論 - Wikipedia
言ってみればパラレルワールドもマルチバースのひとつのSF的解釈である。マルチバースと表現する時には単なるSFではなく、物理学・哲学・オカルトなどを含むより幅広い概念となる。「Uni-(ひとつの)」「-verse(特定の領域のまとまり)」を意味するUniverseに対して、それらが複数(Multi-)存在する概念として造られた言葉である。

P.A.シャポーがシュレーディンガーを話題にしたことは、今にして思えばこのことへの伏線であったとも考えられる。 シェイパーもナジーアも、来ないのではない。既にそこにいるのかもしれないのだ。 生きている猫と死んでいる猫のように、我々のすぐそばに同時に存在し、グリフやスキャナーを通して我々にメッセージを送っている…のかもしれない。そしてその2つの世界をつなぐのが、XMという物質なのではないか。

歴史の中で幾度も繰り返された文明の繁栄と滅亡が、別のUniverseに住むシェイパーやナジーアの影響だったのだとすれば、「啓示の夜」に起きたパワーキューブの暴走、そしてジャービスにまつわる様々な出来事もまたその影響であったということは充分に考えられる。そしてまた逆に、我々の世界で起きた事象がさらに他のUniverseで「啓示の夜」を起こし、それに続く一連のアノマリーを引き起こすことも。

これから我々が手にするであろうイングレス・プライム・スキャナーはそれを目にすることができ、そのアノマリーを戦うことができるのだという。

イングレス・プライムは一体我々にどんな世界を見せてくれるのだろうか。

=シロヤギウス=

#ProjectLycaeum #ingress

コメント

  1. シェイパーやナジーアが宇宙人では無かったとすると…。クトゥルフ神話的な存在だったり…

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  2. 面白い!
    するってぇと、我々の住む世界もMultiになる可能性も有るってぇ事だな!

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  3. 世界には始まりも終わりも無い。この世界は別世界の写し絵であり、その原本でもある。

    世界を繋ぐは円環的時空認識を司るウロボロス。歴史は繰り返すと言うが、z軸の視点を含めると螺旋を描いて上昇している。それは私達人間のDNA構造にも顕れている。

    今、私達は別世界を観測し始めた。故にそれは現れた。観測しなければ、それは存在しなかったであろう。観測そのものが無からモノを創り出す行為なのだ。

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