【改めて】今こそ知ろうテクトゥルフ【おさらい】
イングレス・ストーリーにここ1,2年で頻繁に登場するようになった「テクトゥルフ」という言葉。未だその正体は雲をつかむような存在で、「 テクトゥルフって何? 」という問いに明確な答えは出ていません。そして今、これからのストーリーとの関連すらわからない「モルフェウス」にまつわる騒動の中で、このテクトゥルフは再び中心的な役割をもって登場しました。
それがズバリ何なのか、それはわからなくとも、手がかりは既に沢山あるように思います。ここで改めてテクトゥルフについての物語を振り返り、自分なりのイメージを描いてみようではありませんか。
※ここでは可能な限り公式情報だと確認できるものを中心に解説していきます。
※モルフェウス・ストーリーに登場するテクトゥルフの記述に関しては公式・非公式の確認が取れていないため、本記事では取り扱いません。
+++++
【初登場】
テクトゥルフがイングレスのストーリーに初めて登場したのは2016年、 #ViaLux 瀬戸内アノマリーの頃でした。アノマリーに勝利したエンライテンドが獲得した文書には、なんとも奇怪な化物の姿が描かれていたのでした。
http://ingress.lycaeum.net/2016/09/20160928-165840.html
2016/09/28 サモニング
この文書は米SF界の立役者、H.P.ラヴクラフトとロバート・E.ハワードの合作による未発表作品の一部ではないかと言われ、彼らの代表的なモチーフでもあった「クトゥルフ神話」からハンク・ジョンソンがそれを「 テクトゥルフ 」と名付けました。
http://ingress.lycaeum.net/2016/09/20160929-153722.html
2016/09/29 ハンクの瀬戸内文書分析
クトゥルフ神話にまつわる二人の作家は、この時唐突に出てきたわけではありません。2014年のリカージョン・アノマリーの頃に彼らの往復書簡が見つかっており、その内容からロバート・E.ハワードはテキサス州のサン・サバ鉱山遺跡を訪れ、グリフを見たことでセンシティブになっていると考えられていました。
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/G8FBpdxKhJA
【Ingress Lore】The Glyph Arc 02:H.P.ラヴクラフトとロバート・E.ハワード
【歴史上のテクトゥルフ】
しかしテクトゥルフそのものは今になって急に現れたものではなかったのです。歴史上何度もその名を変えて、それは人の手によって構築を試みられてきたのでした。
http://ingress.lycaeum.net/2017/03/20170319.html
2017/03/19 アノマラスゾーンに関する覚書(2)
国家情報局(NIA)の調査報告によれば、19世紀初頭に名作「フランケン・シュタイン」を生み出したディオダディ荘の面々はマグナスであり、フランケン・シュタインは彼らによって生み出されたテクトゥルフであった可能性があると言われています。
http://ingress.lycaeum.net/2016/10/20161012-162629.html
2016/10/12 ディー・グロッケの過去と現在
また第二次世界大戦中のナチス・ドイツによって研究が進められていたというディー・グロッケと呼ばれる釣鐘型の巨大兵器もまたテクトゥルフのひとつであり、スザンナ・モイヤーの父ナイジェルは秘密裏にその研究を行っていたと考えられています。
http://ingress.lycaeum.net/2018/03/20180310-155440.html
2018/03/10 リモートパーティシペーション・エクスペリメント:シカゴ・レポート(1)
さらに最近になって、ディー・グロッケと同時期のシカゴにもテクトゥルフが存在していたことがわかっています。それはドイツUボート「U-505」から押収されたものであり、その時点で壊れていたために稼働されることはありませんでした。今年2月のリモート・パーティシペーション実験によりエージェントの手でそれは修復されましたが、2013年に同じ場所に存在したキャリー・キャンベルが発効した文明自壊コードにより、破壊されました。
【イングレス・ストーリーに登場したテクトゥルフ】
#ViaLux アノマリーでその存在が明らかになって以後、テクトゥルフは様々な形でその存在を示してきました。11月のニューヨーク調査ミッションではテクトゥルフ本人(?)のメッセージと思われるものも発見されています。
http://ingress.lycaeum.net/2016/11/20161108-162859.html
2016/11/08 ニューヨーク調査(V)
元ナイアンティック計画メンバーであったオリバー・リントン=ウルフ博士はナイジェル・モイヤーの研究データをどこからか入手し、自らの手でテクトゥルフを構築・稼働させようと企んでいました。デヴラ・ボグダノヴィッチ博士はこれを阻止しようとエージェントに働きかけ、 #ViaNoir アノマリーのXM活性によってその妨害に成功しました。
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/f27Z9q4JGB5
【Via Noir】アノマリー公開映像スクリプト【デヴラ vs OLW】
2017年に入り、ナイアンティック主催によりカリフォルニア・キャンプ・ナヴァッロで初のマグナス・イベントが開催されます。この時メイン・イベントとなったポータル・ルミナンス・プロジェクト(ポータル創出イベント・PLP)には、破壊されたオリバー・テクトゥルフの破片から作られたテクトゥルフ・モジュールが使われていました。
http://ingress.lycaeum.net/2017/04/20170407-134547.html
2017/04/07 テクトゥルフ・モジュール(2)
これによって新たに生み出された13体のテクトゥルフはインテルマップ上で13のポータルとなり、その後その場所を移動しながらしばらく活動を行いました。それまで悪意ある化物のようなイメージであったテクトゥルフでしたが、それは制作者であったオリバーの本質を反映したものであり、 テクトゥルフそのものは制作者の性質を反映し 、破壊にも創造にも特化するという特性があることがわかりました。
後の研究でこの特性の原理となっている「エックスエム・スピン」という仕組みが発見され、伊藤園はこれを応用した新しいMOD「伊藤園トランスミューター」を開発しました。
http://ingress.lycaeum.net/2017/07/20170711-072424.html
2017/07/11 伊藤園トランスミューター
その後同年7月のサンディエゴ・コミックコン・イベントにおいて、それまでセンシティブ・アーティストとして知られてきたタイコの正体がテクトゥルフの1つであったことが明らかになりました。
http://ingress.lycaeum.net/2017/07/20170722-071222.html
2017/07/22 サンディエゴの成果
これによって、テクトゥルフに対する概念がまた少し変わってきます。歴史的にテクトゥルフは人間が作成した人工物の形をしていました。しかしタイコは実体を持たず、何人ものアーティストの肉体を「渡り歩いて」、今日まで生き延びてきたのです。
【で結局テクトゥルフとは何なのか】
ここまでにはっきりしていることは、
・人間が科学的、あるいは呪術的手段を用いて作ったものであること(実体があるとは限らない)
・創出した人間の本質を反映すること
・XMとの強力な相互関係があり、ポータルやアノマラス・ゾーンを発生させること
こんなところでしょうか。
なるほど、わからん。
…わからんのですが、この不思議な存在は今後も重要な役割を持ってまた登場すると思われます。これらの歴史を踏まえて、引き続きテクトゥルフという存在について考え、探求し、我々なりの答えを見つけて行かねばなりません。
【関連リンク】
最後にこれまでに登場した、テクトゥルフのものと思われるメッセージをいくつか紹介しておきます。謎掛けのような文章ですが、その正体を掴む大きな手がかりとなるでしょう。
http://ingress.lycaeum.net/2016/11/20161128-132750.html
2016/11/28 リントン=ウルフ最後の言葉の謎
#ViaNoir アノマリーでテクトゥルフの起動に失敗した際、オリバーの口から出た言葉です。この時オリバーの様子は途中からまるでテクトゥルフに乗っ取られたかのように変容していきました。
http://ingress.lycaeum.net/2016/12/20161212-110336.html
2016/12/12 ミッションのメッセージ
2016年12月10日、日本を縦断する大規模な調査(謎解き)イベントが発生しました。最終的に勝利したレジスタンスが獲得した情報からは、テクトゥルフのメッセージと思われる文章が現れました。
#ProjectLycaeum #ingress #TS-MORPHEUS #PassageToOsiris
http://ingress.lycaeum.net/2016/12/20161212-110336.html
イングレス・ストーリーにここ1,2年で頻繁に登場するようになった「テクトゥルフ」という言葉。未だその正体は雲をつかむような存在で、「 テクトゥルフって何? 」という問いに明確な答えは出ていません。そして今、これからのストーリーとの関連すらわからない「モルフェウス」にまつわる騒動の中で、このテクトゥルフは再び中心的な役割をもって登場しました。
それがズバリ何なのか、それはわからなくとも、手がかりは既に沢山あるように思います。ここで改めてテクトゥルフについての物語を振り返り、自分なりのイメージを描いてみようではありませんか。
※ここでは可能な限り公式情報だと確認できるものを中心に解説していきます。
※モルフェウス・ストーリーに登場するテクトゥルフの記述に関しては公式・非公式の確認が取れていないため、本記事では取り扱いません。
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【初登場】
テクトゥルフがイングレスのストーリーに初めて登場したのは2016年、 #ViaLux 瀬戸内アノマリーの頃でした。アノマリーに勝利したエンライテンドが獲得した文書には、なんとも奇怪な化物の姿が描かれていたのでした。
http://ingress.lycaeum.net/2016/09/20160928-165840.html
2016/09/28 サモニング
この文書は米SF界の立役者、H.P.ラヴクラフトとロバート・E.ハワードの合作による未発表作品の一部ではないかと言われ、彼らの代表的なモチーフでもあった「クトゥルフ神話」からハンク・ジョンソンがそれを「 テクトゥルフ 」と名付けました。
http://ingress.lycaeum.net/2016/09/20160929-153722.html
2016/09/29 ハンクの瀬戸内文書分析
クトゥルフ神話にまつわる二人の作家は、この時唐突に出てきたわけではありません。2014年のリカージョン・アノマリーの頃に彼らの往復書簡が見つかっており、その内容からロバート・E.ハワードはテキサス州のサン・サバ鉱山遺跡を訪れ、グリフを見たことでセンシティブになっていると考えられていました。
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/G8FBpdxKhJA
【Ingress Lore】The Glyph Arc 02:H.P.ラヴクラフトとロバート・E.ハワード
【歴史上のテクトゥルフ】
しかしテクトゥルフそのものは今になって急に現れたものではなかったのです。歴史上何度もその名を変えて、それは人の手によって構築を試みられてきたのでした。
http://ingress.lycaeum.net/2017/03/20170319.html
2017/03/19 アノマラスゾーンに関する覚書(2)
国家情報局(NIA)の調査報告によれば、19世紀初頭に名作「フランケン・シュタイン」を生み出したディオダディ荘の面々はマグナスであり、フランケン・シュタインは彼らによって生み出されたテクトゥルフであった可能性があると言われています。
http://ingress.lycaeum.net/2016/10/20161012-162629.html
2016/10/12 ディー・グロッケの過去と現在
また第二次世界大戦中のナチス・ドイツによって研究が進められていたというディー・グロッケと呼ばれる釣鐘型の巨大兵器もまたテクトゥルフのひとつであり、スザンナ・モイヤーの父ナイジェルは秘密裏にその研究を行っていたと考えられています。
http://ingress.lycaeum.net/2018/03/20180310-155440.html
2018/03/10 リモートパーティシペーション・エクスペリメント:シカゴ・レポート(1)
さらに最近になって、ディー・グロッケと同時期のシカゴにもテクトゥルフが存在していたことがわかっています。それはドイツUボート「U-505」から押収されたものであり、その時点で壊れていたために稼働されることはありませんでした。今年2月のリモート・パーティシペーション実験によりエージェントの手でそれは修復されましたが、2013年に同じ場所に存在したキャリー・キャンベルが発効した文明自壊コードにより、破壊されました。
【イングレス・ストーリーに登場したテクトゥルフ】
#ViaLux アノマリーでその存在が明らかになって以後、テクトゥルフは様々な形でその存在を示してきました。11月のニューヨーク調査ミッションではテクトゥルフ本人(?)のメッセージと思われるものも発見されています。
http://ingress.lycaeum.net/2016/11/20161108-162859.html
2016/11/08 ニューヨーク調査(V)
元ナイアンティック計画メンバーであったオリバー・リントン=ウルフ博士はナイジェル・モイヤーの研究データをどこからか入手し、自らの手でテクトゥルフを構築・稼働させようと企んでいました。デヴラ・ボグダノヴィッチ博士はこれを阻止しようとエージェントに働きかけ、 #ViaNoir アノマリーのXM活性によってその妨害に成功しました。
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/f27Z9q4JGB5
【Via Noir】アノマリー公開映像スクリプト【デヴラ vs OLW】
2017年に入り、ナイアンティック主催によりカリフォルニア・キャンプ・ナヴァッロで初のマグナス・イベントが開催されます。この時メイン・イベントとなったポータル・ルミナンス・プロジェクト(ポータル創出イベント・PLP)には、破壊されたオリバー・テクトゥルフの破片から作られたテクトゥルフ・モジュールが使われていました。
http://ingress.lycaeum.net/2017/04/20170407-134547.html
2017/04/07 テクトゥルフ・モジュール(2)
これによって新たに生み出された13体のテクトゥルフはインテルマップ上で13のポータルとなり、その後その場所を移動しながらしばらく活動を行いました。それまで悪意ある化物のようなイメージであったテクトゥルフでしたが、それは制作者であったオリバーの本質を反映したものであり、 テクトゥルフそのものは制作者の性質を反映し 、破壊にも創造にも特化するという特性があることがわかりました。
後の研究でこの特性の原理となっている「エックスエム・スピン」という仕組みが発見され、伊藤園はこれを応用した新しいMOD「伊藤園トランスミューター」を開発しました。
http://ingress.lycaeum.net/2017/07/20170711-072424.html
2017/07/11 伊藤園トランスミューター
その後同年7月のサンディエゴ・コミックコン・イベントにおいて、それまでセンシティブ・アーティストとして知られてきたタイコの正体がテクトゥルフの1つであったことが明らかになりました。
http://ingress.lycaeum.net/2017/07/20170722-071222.html
2017/07/22 サンディエゴの成果
これによって、テクトゥルフに対する概念がまた少し変わってきます。歴史的にテクトゥルフは人間が作成した人工物の形をしていました。しかしタイコは実体を持たず、何人ものアーティストの肉体を「渡り歩いて」、今日まで生き延びてきたのです。
【で結局テクトゥルフとは何なのか】
ここまでにはっきりしていることは、
・人間が科学的、あるいは呪術的手段を用いて作ったものであること(実体があるとは限らない)
・創出した人間の本質を反映すること
・XMとの強力な相互関係があり、ポータルやアノマラス・ゾーンを発生させること
こんなところでしょうか。
なるほど、わからん。
…わからんのですが、この不思議な存在は今後も重要な役割を持ってまた登場すると思われます。これらの歴史を踏まえて、引き続きテクトゥルフという存在について考え、探求し、我々なりの答えを見つけて行かねばなりません。
【関連リンク】
最後にこれまでに登場した、テクトゥルフのものと思われるメッセージをいくつか紹介しておきます。謎掛けのような文章ですが、その正体を掴む大きな手がかりとなるでしょう。
http://ingress.lycaeum.net/2016/11/20161128-132750.html
2016/11/28 リントン=ウルフ最後の言葉の謎
#ViaNoir アノマリーでテクトゥルフの起動に失敗した際、オリバーの口から出た言葉です。この時オリバーの様子は途中からまるでテクトゥルフに乗っ取られたかのように変容していきました。
http://ingress.lycaeum.net/2016/12/20161212-110336.html
2016/12/12 ミッションのメッセージ
2016年12月10日、日本を縦断する大規模な調査(謎解き)イベントが発生しました。最終的に勝利したレジスタンスが獲得した情報からは、テクトゥルフのメッセージと思われる文章が現れました。
#ProjectLycaeum #ingress #TS-MORPHEUS #PassageToOsiris
http://ingress.lycaeum.net/2016/12/20161212-110336.html
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