【解説】「啓示の夜」に何が起きたのか?【改めておさらい】

【解説】「啓示の夜」に何が起きたのか?【改めておさらい】
本日(30日)P.A.シャポーのサイトInvestigate Ingressで明かされた書類について、リュケイオン・メンバー YutoRaion 後日明 両氏の調査により、今週末のアノマリーに関連する重要な情報がいくつか明らかになりました。
https://plus.google.com/114284643521684433094/posts/ZqQANKyoB6g
Central Omnilytics社によるナイアンティック・レポートの予測補完と和訳

それによれば、今回のアノマリーに際してイングレスの発端ともなった「啓示の夜」事件にまつわる謎が明らかになる、とのこと。エージェントにとって最も有名な出来事ではありますが、ここで改めて事件の概要、そして未だ残されている謎についておさらいしておきましょう。

※以下の内容には公式小説「ザ・ナイアンティック・プロジェクト:イングレス」、コミック「イングレス・オリジン」、「イングレス1、2 & 3」の内容が含まれています。未読の方には一部ネタバレとなりますのでご注意ください。

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事件の概要
2012年11月30日深夜、スイス・ジュネーブのCERNに拠点を置くナイアンティック計画研究施設で、オリバー・リントン=ウルフ博士によるパワーキューブの実験が行われていました。しかし不明な原因により実験は失敗、施設内にいた研究員や関係者たちが大量のXMに被爆するという事故が起きてしまいます。この時多くの研究員が能力の異常な増幅を体験し、狂乱状態に陥ったことから、この事件を「啓示の夜」と呼ぶようになったようです。

以前よりナイアンティック計画の研究方針に異を唱えていたデヴラ・ボグダノヴィッチ博士と、プロジェクトの極秘情報を漏洩した疑いをかけられていたローランド・ジャービスのふたりは、この事故の混乱に乗じてADAの誘導によりCERNを脱出、チューリッヒ行きの列車に乗ります。

列車の中でデヴラはジャービスから離れるようADAから指示され、ジャービスはひとりでチューリッヒ駅で下車、駅前で カタリナ と名乗るデヴラとそっくりな格好をした女性に声をかけられたところを、NIA(国家情報局)の追手に射殺されてしまいました。

列車を降りずにそのままザグレブへと向かったデヴラは後にこの事件を知り、ADAに不信感を抱いて彼女との連絡に使っていたスマートフォンを遺棄し、以後は自力での逃走を続けることになります。

残された謎
そもそもパワーキューブ実験失敗によるXM流出は、本当に事故だったのか?というのも大きな疑問として未だ残されているのですが、今回注目されているのはそれに続くチューリッヒ駅前での殺人事件の方です。

この時ジャービスと一緒に射殺された女性は自身をカタリナと名乗り、後に漏洩した音声データにより、チューリッヒ駅でジャービスの前に現れたのはADAの手引を受けたカタリナという女性であったと考えられていました。

ところがずっと後になってからP.A.シャポーは当時を振り返り、「チューリッヒ駅前で殺されたのはカタリナではなかった」と発言しています。この殺された女性の謎が浮上したのはこの頃のようです。
http://ingress.lycaeum.net/2015/03/20150316-105543-loeb.html
2015/03/16 シャポー、啓示の夜へのADAの関与、チューリッヒ駅で殺された女性について

2015年10月にタイコが「イングレス・オリジン」を発刊、それによればジャービスは事件より前に、カジノでオリバー・リントン=ウルフと共にカタリナと話したことがあります。また同様にカタリナはADAの指示でP.A.シャポー(当時はリチャード・ローブ)にも面識がありました。そして「オリジン」にはカタリナと一緒にいた マーラ という別の女性がチューリッヒ駅前でジャービスに近づき、殺されるのをカタリナが目撃していた様子が描かれていたのです。

これによって、それまでカタリナの行動とされてきた一連の手がかりに混乱が生じ、今なお議論は続いています。今回のアノマリーを機に、その謎に再び光が当てられようとしています…。

#ProjectLycaeum #Ingress #EXO5

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