【考察】記憶の宮殿とイングレスの関係性
以下はプロジェクト・リュケイオン・ハングアウトでの議論を元に、「記憶の宮殿」とポータル・ネットワークの関係について考察したものである。
ミスティ・ハンナはポータル・ネットワークを「世界最大の記憶の宮殿」だと言った。それになぞらえるならポータルはその「場所の記憶」であり、その場所を訪れた「人の記憶」でもある。これに関しては下記でも考察を述べている。
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/bXT7BEUuK1x
【解説】「記憶の宮殿」とは何か・3【考察編】
ポータルは他のポータルとリンクで結ぶことで、攻撃耐性が強くなることがわかっている。ポータルを人の記憶を担うニューロンだとすれば、リンクは記憶と記憶を繋ぐシナプスといったところか。人の脳細胞はシナプスが緊密に連結することで活発に働き、状況に応じた適切な記憶を呼び出したり、判断を下したりできるようになる。
別の話題においてであったが、リュケイオン・メンバー YutoRaion氏が興味深い記事を紹介してくれた。
https://twitter.com/micorun/status/868415841812873216
頭の良い人と悪い人の物の見方の違い(Twitter)
これはニューロンにより多くのシナプスが繋がることで、ひとつの事象がより多くの記憶に結びつくことが「頭の良さ」のひとつであることを表している。ポータルであれば繋がれたリンクをたどることで、より多くの他のポータルにアクセスできることが良い状態であると言えそうだ。
ではイングレスで作られる「コントロールフィールド(CF)」とは何か。
同じくリュケイオン・メンバーの 無限刹那 氏は、ポータルという記憶のオブジェクトから呼び出される「記憶そのもの」ではないか、と解釈した。
それがヒントになり、私は CFとは記憶同士を繋ぐことで生まれる「アイデア」なのではないか と考えた。
「記憶」は「知識」と言い換えてもいい。
「アイデア」とは、既存の知識の新しい組み合わせであるという。
ひとつでは、知識そのものでしかない。
2つになれば最初の知識に発展を加えられるが、それは一方向への進化に過ぎない。
3つが相互に影響しあって、初めてその間に幅広い可能性を持つアイデアとなりうる。
ポータル・ネットワークにおいてはその中にいる人に影響を与えるというCFの概念、またCFになって初めてスコアとして算定されるゲーム内の価値観とも合致するように思う。
またミスティは、新しいポータルの生成がエクソジェナスの侵入に繋がったとしながら、一方でポータルを申請することで強化せよと言っている。これは矛盾しないのか。
私の考えるところでは「新しいポータルの生成」とは、例えば今年5月にキャンプ・ナヴァロで行われたPLP(※)のように、もともとなかったところにポータルを湧出させることを指しているのではないか。
※ポータル・ルミナンス・プロジェクト。テクトゥルフ・モジュールを利用して新規に13のポータルとなるオブジェクトを作成した。
ポータル申請とは、一般に肉眼では確認できないが既に湧出しているポータルを「発見」し、NIAのマップに追加することであると、私は考えている。ポータル申請によってポータルそのものが増えることはないのである。
発見されマップに追加されたポータルはスキャナで制御し、強化することができるようになる。つまりミスティは、まだ強化されていない「穴」を出来るだけ見つけ出して強化し、エクソジェナスの侵入に備えよ、と言ったのではないか。
そしてできるならそれをリンクしCFにすることで更に強化し、「記憶」を未来に活かす資産=アイデアへと昇華するべきなのであろう。
CFには陣営があり、それによって生まれる思想は異なるものであるが、どちらの陣営であれやっていることは同じなのである。ひとりの人間が幾つもの異なる側面を併せ持つように、ポータルネットワークもまたそれぞれの思想に刻々と塗り替えられて活きるものなのではなかろうか。
シナプスによって連結された脳細胞は活性化するが、逆にほとんど連結のない脳細胞は、使われる機会が少なく不活性となり、萎縮し、ついには機能しなくなる。ポータルの場合には、白いまま放置されてもスキャナー上から消えることはない。しかしそこはネットワークの穴となり、エクソジェナスが侵入する可能性の高い場所になりうる。誰かがそこにレゾネーターを差し、ポータルを守らなければならない。
長くポータルを守ったオーナーが「ガーディアン」と呼ばれるのは、そういった意味でもあるのではないか、とはリュケイオン・メンバー 後日明 氏の何気ないひと言であったが、今は非常に合点がいくのである。
以上のほとんどはミスティの発言のみを元にした私の仮説に過ぎない。
しかしもし「なるほどなあ」と思っていただけるなら、次にスキャナーを開く時には少しだけ思い出してみて欲しい。おそらくポータル・ネットワークはこれまでと違った表情を見せることだろう。
=シロヤギウス=
本考察にあたり上記に挙げた以外にも、幾多の示唆、知識、アイデアを与えてくれたプロジェクト・リュケイオンメンバー各位に感謝申し上げます。
#ProjectLycaeum #Ingress
http://ingress.lycaeum.net/2017/09/20170926-131033.html
以下はプロジェクト・リュケイオン・ハングアウトでの議論を元に、「記憶の宮殿」とポータル・ネットワークの関係について考察したものである。
ミスティ・ハンナはポータル・ネットワークを「世界最大の記憶の宮殿」だと言った。それになぞらえるならポータルはその「場所の記憶」であり、その場所を訪れた「人の記憶」でもある。これに関しては下記でも考察を述べている。
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/bXT7BEUuK1x
【解説】「記憶の宮殿」とは何か・3【考察編】
ポータルは他のポータルとリンクで結ぶことで、攻撃耐性が強くなることがわかっている。ポータルを人の記憶を担うニューロンだとすれば、リンクは記憶と記憶を繋ぐシナプスといったところか。人の脳細胞はシナプスが緊密に連結することで活発に働き、状況に応じた適切な記憶を呼び出したり、判断を下したりできるようになる。
別の話題においてであったが、リュケイオン・メンバー YutoRaion氏が興味深い記事を紹介してくれた。
https://twitter.com/micorun/status/868415841812873216
頭の良い人と悪い人の物の見方の違い(Twitter)
これはニューロンにより多くのシナプスが繋がることで、ひとつの事象がより多くの記憶に結びつくことが「頭の良さ」のひとつであることを表している。ポータルであれば繋がれたリンクをたどることで、より多くの他のポータルにアクセスできることが良い状態であると言えそうだ。
ではイングレスで作られる「コントロールフィールド(CF)」とは何か。
同じくリュケイオン・メンバーの 無限刹那 氏は、ポータルという記憶のオブジェクトから呼び出される「記憶そのもの」ではないか、と解釈した。
それがヒントになり、私は CFとは記憶同士を繋ぐことで生まれる「アイデア」なのではないか と考えた。
「記憶」は「知識」と言い換えてもいい。
「アイデア」とは、既存の知識の新しい組み合わせであるという。
ひとつでは、知識そのものでしかない。
2つになれば最初の知識に発展を加えられるが、それは一方向への進化に過ぎない。
3つが相互に影響しあって、初めてその間に幅広い可能性を持つアイデアとなりうる。
ポータル・ネットワークにおいてはその中にいる人に影響を与えるというCFの概念、またCFになって初めてスコアとして算定されるゲーム内の価値観とも合致するように思う。
またミスティは、新しいポータルの生成がエクソジェナスの侵入に繋がったとしながら、一方でポータルを申請することで強化せよと言っている。これは矛盾しないのか。
私の考えるところでは「新しいポータルの生成」とは、例えば今年5月にキャンプ・ナヴァロで行われたPLP(※)のように、もともとなかったところにポータルを湧出させることを指しているのではないか。
※ポータル・ルミナンス・プロジェクト。テクトゥルフ・モジュールを利用して新規に13のポータルとなるオブジェクトを作成した。
ポータル申請とは、一般に肉眼では確認できないが既に湧出しているポータルを「発見」し、NIAのマップに追加することであると、私は考えている。ポータル申請によってポータルそのものが増えることはないのである。
発見されマップに追加されたポータルはスキャナで制御し、強化することができるようになる。つまりミスティは、まだ強化されていない「穴」を出来るだけ見つけ出して強化し、エクソジェナスの侵入に備えよ、と言ったのではないか。
そしてできるならそれをリンクしCFにすることで更に強化し、「記憶」を未来に活かす資産=アイデアへと昇華するべきなのであろう。
CFには陣営があり、それによって生まれる思想は異なるものであるが、どちらの陣営であれやっていることは同じなのである。ひとりの人間が幾つもの異なる側面を併せ持つように、ポータルネットワークもまたそれぞれの思想に刻々と塗り替えられて活きるものなのではなかろうか。
シナプスによって連結された脳細胞は活性化するが、逆にほとんど連結のない脳細胞は、使われる機会が少なく不活性となり、萎縮し、ついには機能しなくなる。ポータルの場合には、白いまま放置されてもスキャナー上から消えることはない。しかしそこはネットワークの穴となり、エクソジェナスが侵入する可能性の高い場所になりうる。誰かがそこにレゾネーターを差し、ポータルを守らなければならない。
長くポータルを守ったオーナーが「ガーディアン」と呼ばれるのは、そういった意味でもあるのではないか、とはリュケイオン・メンバー 後日明 氏の何気ないひと言であったが、今は非常に合点がいくのである。
以上のほとんどはミスティの発言のみを元にした私の仮説に過ぎない。
しかしもし「なるほどなあ」と思っていただけるなら、次にスキャナーを開く時には少しだけ思い出してみて欲しい。おそらくポータル・ネットワークはこれまでと違った表情を見せることだろう。
=シロヤギウス=
本考察にあたり上記に挙げた以外にも、幾多の示唆、知識、アイデアを与えてくれたプロジェクト・リュケイオンメンバー各位に感謝申し上げます。
#ProjectLycaeum #Ingress
http://ingress.lycaeum.net/2017/09/20170926-131033.html
投稿を読み終えて、ポータル、リンクに影響を及ぼすMODはシナプスの活性に作用する化合物のようなものなのかなともふと思ってみたりしました。hackによりポータルから湧き出るMODがまたポータルへ収まったり、剥がされたり、なにか循環のようなものを感じます。
返信削除よし、我らの出番だな!Exo達を歓迎する為、青も緑も焼き払えーʕ•̀ω•́ʔ✧
返信削除http://plus.google.com/communities/116704918333834311382