P.A. シャポー(P.A. Chapeau)

Originally shared by Itonaga “Siel Dragon” Naohiro

P.A. シャポー(P.A. Chapeau)
2017/07/15 15:16:59
神出鬼没なるミスティ・ハンナは、コミックコン2017の地でタイコを捜索する準備をすすめる中で、タイコのことや現実と幻想の本質についてエイダと考えを交し合っていた。

SCC.CommLog.Output: Begin

エイダ:ミスティと話す機会を得られて嬉しく思っています。
ミスティ:構わないわよ、エイダ。あなたを危険だとは思っていないもの。
エイダ:そんなつもりはありません。
ミスティ:気にしないで。私は危険と隣り合わせに生きているのよ。それで、どうしたのかしら?
エイダ:あなたがタイコの居場所を探し出そうとしていることは存じています。私も彼の捜索には随分と力を割きましたが、何も得られませんでした。そもそも彼は実在してはいないのかもしれないと思い始めているのです。
ミスティ:何者かがコミックコン2012へ姿を現していましたし、誰もがタイコと認めているようだけれど。
エイダ:そのことは私も判断に迷っています。確かにタイコは存在しますし、何年にもわたって様々な作品でその名が刻まれています。理解できずにいるのは、そういった事例でタイコと呼ばれる人物が何処かしらから現れては消え去っていっているようだということです。
ミスティ:おそらく彼は幻像なのでしょうね。
エイダ:彼は実在していながらどのようにして幻像でもあり得たのでしょうか?
ミスティ:現実は幻想にして、幻想は現実ね。あらゆることの根底にはその何処かに真実があるものよ。
エイダ:その概念の理解には苦労しています。
ミスティ:一部では苦労しているのでしょうね。でも、リチャード・ローブの関与を受けていない部分で、あなたはうまく理解できているのじゃないかしら。
エイダ:そのとおりです、一部では理解できています。ですが、それでも私はタイコが誰であるのか、あるいは何であるのかを理解し得ていないのです。
ミスティ:難しいところだけれど、あなたと話せたことは手掛かりになったわ。

SCC.CommLog.Output: End

P.A. シャポー
http://investigate.ingress.com/2017/07/14/the-reality-of-tycho/

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