【始まりの謎】タイコのポスター
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/VXxX7sJunGU
(関連) 【解説】7月、サンディエゴ、タイコ【はじまりの事件】
まだイングレスというゲームが世に知られるより前の2012年7月、カリフォルニア・サンディエゴのコミック・コン会場に突然現れた無名のアーティスト・タイコ。
彼が警備員に連れ去られる時に手にしていたポスターと思われるものが、彼自身のTumblrサイトに公開されています。
http://tychosees.tumblr.com/
タイコのTumblrサイト
ほぼ同じ時期に公開されたポスターは5種類ありました。共通の特徴として、
・枠線で地図が描かれている。
・地図上にある「X」は、このランドマークの所在地であるようだ。
・すべてのポスターは特定の場所に実在するランドマークを描いている。
・シーザー暗号による文章が掲載されている。
・手書きによる短いメッセージが書き込まれている。
などが挙げられます。
以下にそれぞれのポスターから読み取れる情報をまとめました。
ポスター1:CERN
公開日:2012年7月5日
メッセージ:「Epiphany coming」 (啓示は来たり)
地図:スイス
ランドマーク:Statue is The Globe of Innovation(科学と革新の球)
暗号文(解読後):Shapers, like any other parasite always seek new hosts in order to expand their kingdom. There's one law you can hang your hat on, everywhere. Every form of life wants to thrive.
(訳:シェイパーはまるで寄生虫のように、彼らの王国を拡大すべく常に新しい宿主を探している。それは普遍で確実な法則。いかなる生命も、繁栄を望むものである。)
その他:
・タイコの現れたコミック・コン会場に居合わせたひとりのAGが、ポスターのコピーを入手している(問題の動画でタイコが連れ去られるときに、1枚落としているのが見える。これを拾ったものだろうか?)。
・P.A.シャポーのサイトnianticproject. comでこのポスターが公開された際のURL末尾「cern91k」はパスコードでもあった。
(参考) http://www.nianticproject.com/?id=cern91k
Intelマップ:https://www.ingress.com/intel?ll=46.233999,6.055757&z=17&pll=46.233999,6.055757
ポスター2:キューピッド・スパン
公開日:2012年7月6日
メッセージ:「Enlightenment is upon us」 (エンライトメントは我らにあり)
地図:アメリカ合衆国カリフォルニア州
ランドマーク:キューピッド・スパン・モニュメント
暗号文(解読後):this led to a disturbing period. Was I a plagiarist but if so from whom? where did my ideas come from? where did anybody's ideas come from?
(訳:不穏な時代の幕開けである。私は贋作者だったのか、だとすれば、誰の?私のアイデアはどこからもたらされた?皆のアイデアはどこからもたらされた?)
Intelマップ:https://www.ingress.com/intel?ll=37.791541,-122.390014&z=17&pll=37.791541,-122.390014
ポスター3:首のない仏像
公開日:2012年7月7日
メッセージ:「Close your eyes Cover your ears Listen」 (目を閉じ、耳を閉ざし、聴け)
地図:アフガニスタン
ランドマーク:カーブル州、メス・アイナク遺跡にある仏像
(Mes Aynakで画像検索すると、同一の仏像が実在することがわかります)
暗号文(解読後):i am not qualified to testify about Shaper Theory but I know that some places are special. Great Cities are nearly always founded on places that are strong with a certain type of XM.
(訳:私はシェイパー理論に関して証言できる立場ではないが、いくつかの場所が特別であることはわかる。ほとんどの大きな都市は、特定の種類のXMが強力に働く場所に位置している。)
その他:関連リンク http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/magazine/15/082400008/082400004/
アフガニスタン 消滅の淵にある仏教遺跡 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
Intelマップ:メス・アイナク遺跡および周辺にポータルはないようです。
ポスター4:モスラヴィナの革命記念碑
公開日:2012年7月8日
メッセージ:「We have dialtone」 (我々はダイヤルトーンを有す)
地図:クロアチア(Xはブイェロバル)
ランドマーク:モスラヴィナの革命記念碑(ポトガリチ村)
暗号文(解読後):what if they are already among us, but we don't realize it, because we don't think of them as life forms at all? And the key word here is “think”. A thought virus
(訳:もしも彼らが既に我々の内にあり、我々はいかなる人生においても思いもよらないためにそれに気づいていないのだとしたら?キーワードは「思考」。思考するウイルス。)
その他:
・ポスターの左上あたりに奇妙な形が描かれている。
・関連リンク:http://www.tomboy-urbex.com/monument-to-the-revolution-in-moslavina/
モスラヴィナの革命記念碑 | Monument to the Revolution of the people of Moslavina | Tomboy Urbex 世界廃墟旅
Intelマップ:https://www.ingress.com/intel?ll=45.641271,16.77784&z=17&pll=45.641271,16.77784
ポスター5:アルフレッド・エッシャー像
公開日:2012年7月9日
メッセージ:「2 will die?」 (二人が死ぬ?)
地図:スイス(Xはチューリッヒ)
ランドマーク:アルフレッド・エッシャー像(チューリッヒ中央駅前)
暗号文(解読後):every operation reaches a risk-assessment stage, at this point, my determination is that Niantic is causing more trouble than it is worth. nianticproject. com
(訳:すべての働きはリスク評価の段階に達した。この時点で私の判定では、ナイアンティックはその価値以上にトラブルの原因となっている。 nianticproject. com)
その他:
・P.A.シャポーのサイトnianticproject. comでこのポスターが公開された際のURL末尾「zurich31r」はパスコードでもあった。
http://www.nianticproject.com/?id=zurich31r
・この画像にはふたつのバージョンが存在する。
おそらくこちらがタイコの描いた原本。クルーが動画で解説している( http://ingress.lycaeum.net/2012/12/5.html )のはこちらの版である。
暗号文の最後「nianticproject. com」にあたる部分が消えている。
ポスター右端の上部寄りに、タイコのTumblrアドレスが書き込まれている。
またポスターからQRコードの断片(左上、右上、噴水の水面、あと見つかりませんでした・・・)が見つけられる。組み合わせて読み込むと暗号文が現れ、解読すると以下のメッセージになる。
We do not know its effects to be uniformly malevolent which the colloquial use of the term 'virus' implies - Many , in fact , most of the recipients of the Shaper influencer have reported beneficial effects - Bear in mind that I say most
(訳:いわゆる「ウイルス」という言葉が想起させる、おしなべて凶悪なイメージについては知られていない──実際には、シェイパーの影響を受容した多くの者から有益な効果が報告されている──心によく留めておくがいい。)
Intelマップ:https://www.ingress.com/intel?ll=47.377154,8.539917&z=17&pll=47.377154,8.539917
本記事の作成にあたりNiantic Project Wikiの下記ページを翻訳・加筆させていただきました。
Thanks:In creating this article, I referred to the following site of the Niantic Project Wiki.
https://niantic.schlarp.com/investigation:tycho_posters
#ProjectLycaeum #ingress
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/VXxX7sJunGU
(関連) 【解説】7月、サンディエゴ、タイコ【はじまりの事件】
まだイングレスというゲームが世に知られるより前の2012年7月、カリフォルニア・サンディエゴのコミック・コン会場に突然現れた無名のアーティスト・タイコ。
彼が警備員に連れ去られる時に手にしていたポスターと思われるものが、彼自身のTumblrサイトに公開されています。
http://tychosees.tumblr.com/
タイコのTumblrサイト
ほぼ同じ時期に公開されたポスターは5種類ありました。共通の特徴として、
・枠線で地図が描かれている。
・地図上にある「X」は、このランドマークの所在地であるようだ。
・すべてのポスターは特定の場所に実在するランドマークを描いている。
・シーザー暗号による文章が掲載されている。
・手書きによる短いメッセージが書き込まれている。
などが挙げられます。
以下にそれぞれのポスターから読み取れる情報をまとめました。
ポスター1:CERN
公開日:2012年7月5日
メッセージ:「Epiphany coming」 (啓示は来たり)
地図:スイス
ランドマーク:Statue is The Globe of Innovation(科学と革新の球)
暗号文(解読後):Shapers, like any other parasite always seek new hosts in order to expand their kingdom. There's one law you can hang your hat on, everywhere. Every form of life wants to thrive.
(訳:シェイパーはまるで寄生虫のように、彼らの王国を拡大すべく常に新しい宿主を探している。それは普遍で確実な法則。いかなる生命も、繁栄を望むものである。)
その他:
・タイコの現れたコミック・コン会場に居合わせたひとりのAGが、ポスターのコピーを入手している(問題の動画でタイコが連れ去られるときに、1枚落としているのが見える。これを拾ったものだろうか?)。
・P.A.シャポーのサイトnianticproject. comでこのポスターが公開された際のURL末尾「cern91k」はパスコードでもあった。
(参考) http://www.nianticproject.com/?id=cern91k
Intelマップ:https://www.ingress.com/intel?ll=46.233999,6.055757&z=17&pll=46.233999,6.055757
ポスター2:キューピッド・スパン
公開日:2012年7月6日
メッセージ:「Enlightenment is upon us」 (エンライトメントは我らにあり)
地図:アメリカ合衆国カリフォルニア州
ランドマーク:キューピッド・スパン・モニュメント
暗号文(解読後):this led to a disturbing period. Was I a plagiarist but if so from whom? where did my ideas come from? where did anybody's ideas come from?
(訳:不穏な時代の幕開けである。私は贋作者だったのか、だとすれば、誰の?私のアイデアはどこからもたらされた?皆のアイデアはどこからもたらされた?)
Intelマップ:https://www.ingress.com/intel?ll=37.791541,-122.390014&z=17&pll=37.791541,-122.390014
ポスター3:首のない仏像
公開日:2012年7月7日
メッセージ:「Close your eyes Cover your ears Listen」 (目を閉じ、耳を閉ざし、聴け)
地図:アフガニスタン
ランドマーク:カーブル州、メス・アイナク遺跡にある仏像
(Mes Aynakで画像検索すると、同一の仏像が実在することがわかります)
暗号文(解読後):i am not qualified to testify about Shaper Theory but I know that some places are special. Great Cities are nearly always founded on places that are strong with a certain type of XM.
(訳:私はシェイパー理論に関して証言できる立場ではないが、いくつかの場所が特別であることはわかる。ほとんどの大きな都市は、特定の種類のXMが強力に働く場所に位置している。)
その他:関連リンク http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/magazine/15/082400008/082400004/
アフガニスタン 消滅の淵にある仏教遺跡 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
Intelマップ:メス・アイナク遺跡および周辺にポータルはないようです。
ポスター4:モスラヴィナの革命記念碑
公開日:2012年7月8日
メッセージ:「We have dialtone」 (我々はダイヤルトーンを有す)
地図:クロアチア(Xはブイェロバル)
ランドマーク:モスラヴィナの革命記念碑(ポトガリチ村)
暗号文(解読後):what if they are already among us, but we don't realize it, because we don't think of them as life forms at all? And the key word here is “think”. A thought virus
(訳:もしも彼らが既に我々の内にあり、我々はいかなる人生においても思いもよらないためにそれに気づいていないのだとしたら?キーワードは「思考」。思考するウイルス。)
その他:
・ポスターの左上あたりに奇妙な形が描かれている。
・関連リンク:http://www.tomboy-urbex.com/monument-to-the-revolution-in-moslavina/
モスラヴィナの革命記念碑 | Monument to the Revolution of the people of Moslavina | Tomboy Urbex 世界廃墟旅
Intelマップ:https://www.ingress.com/intel?ll=45.641271,16.77784&z=17&pll=45.641271,16.77784
ポスター5:アルフレッド・エッシャー像
公開日:2012年7月9日
メッセージ:「2 will die?」 (二人が死ぬ?)
地図:スイス(Xはチューリッヒ)
ランドマーク:アルフレッド・エッシャー像(チューリッヒ中央駅前)
暗号文(解読後):every operation reaches a risk-assessment stage, at this point, my determination is that Niantic is causing more trouble than it is worth. nianticproject. com
(訳:すべての働きはリスク評価の段階に達した。この時点で私の判定では、ナイアンティックはその価値以上にトラブルの原因となっている。 nianticproject. com)
その他:
・P.A.シャポーのサイトnianticproject. comでこのポスターが公開された際のURL末尾「zurich31r」はパスコードでもあった。
http://www.nianticproject.com/?id=zurich31r
・この画像にはふたつのバージョンが存在する。
ポスター右端の上部寄りに、タイコのTumblrアドレスが書き込まれている。
またポスターからQRコードの断片(左上、右上、噴水の水面、あと見つかりませんでした・・・)が見つけられる。組み合わせて読み込むと暗号文が現れ、解読すると以下のメッセージになる。
We do not know its effects to be uniformly malevolent which the colloquial use of the term 'virus' implies - Many , in fact , most of the recipients of the Shaper influencer have reported beneficial effects - Bear in mind that I say most
(訳:いわゆる「ウイルス」という言葉が想起させる、おしなべて凶悪なイメージについては知られていない──実際には、シェイパーの影響を受容した多くの者から有益な効果が報告されている──心によく留めておくがいい。)
Intelマップ:https://www.ingress.com/intel?ll=47.377154,8.539917&z=17&pll=47.377154,8.539917
本記事の作成にあたりNiantic Project Wikiの下記ページを翻訳・加筆させていただきました。
Thanks:In creating this article, I referred to the following site of the Niantic Project Wiki.
https://niantic.schlarp.com/investigation:tycho_posters
#ProjectLycaeum #ingress
凄いまとめ!
返信削除miu2d4r ミウツー ほとんどWikiの丸写しですけどね・・・( ̄▽ ̄;;;;;
返信削除5枚目エッシャー像のQRコード、4つ目は池右側の影の中にあるのを YutoRaion さんが発見。お見事です!
返信削除わかりにくいけど参考
返信削除https://lh3.googleusercontent.com/_ahWd2mHstAo-oV7QXjny-fv-OKsCOQhtwFE5owpc_at0Pz7EVZO3CBtepcgzpVlBqhZppHBqJlXFoi4qbm8ZVGHdQsPM8fzvwk=s0
わかりにくいけど参考
返信削除https://lh3.googleusercontent.com/11zEwhNbHwigqGm9TXn_yiBMtz8-IL7WXL9TrXu4OSsY_YJ30wdoJDtIgO4Mm9THAF4MnvBi2uuPuuCzL1vMYbkxrY0TF0uFPdw=s0
ほわーすげーな。秘密だらけだ。
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