【始まりの書】

【始まりの書】
5.調査団リュケイオン
 翻訳と調査が軌道に乗ると、日本語での資料を基に参加者の情報交換や考察も活発に行われるようになった。何より、翻訳というタスクが課せられたことにより、ほぼ毎日更新されるいくつかの英語コンテンツが定期的にチェックされ、英語の記事が発表された時の注意喚起によりメンバー全体にも、よりリアルタイムに近いストーリー追従が可能になったのである。
2016年12月10日は、おそらくバックストーリーコミュが発足してから最初の世界規模イベントであったはずだ。RESもENLもお互いの陣営機密には触れずに、ある者は暗号の解読をし、ある者はルールの把握に追われた。その中で、#FoodForPACのような英語公式に取り上げられたイベントや、#MoreWorldForAgentなど、海外にもコミュニティの情報が露出する機会も増え、海外でも通用するコミュニティの名前を考えた方が良いのではないか、という話が持ち上がる。また、当時使われていた「バックストーリー」という言葉は、英語では背景物語とは違った意味合いで使われる事もあり、細かい誤解の原因を取り除くとともにラテン文字化し、コミュニティが海外の人たちにも認識できる名称を持つべきだとの意見もあった。
 この段階で、すでにSiel Dragonの書き貯めていたlycaeum.netは翻訳の共同作業者が成果物を公開する書庫としての機能を従前に果たしており、2010年から続くブログサイトの名前は正式に日本語調査コミュニティの名称になったのである。同時に、この古代ギリシャの学園都市を由来とするコミュニティ名の日本語での読み方も議論され、これは日本語での慣用に従い「リュケイオン」と綴る事も採択された。
 この発表は2017年元日、新年の挨拶とともに告知され、ここに調査団リュケイオンは名実ともに誕生したのである。

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【第一章 バックストーリー用コミュニティのはじまり】
https://plus.google.com/+Nauselin/posts/iL1vwRsi4UU
【第二章 HOの公開】
https://plus.google.com/+Nauselin/posts/fVV2zvwsfRT
【第三章 Siel Dragon】
https://plus.google.com/+Nauselin/posts/h3rjUcsQhHL
【第四章 画竜点睛】
https://plus.google.com/+Nauselin/posts/9qEqu5zQ9P1


#ProjectLycaeum #TheBeginningOfLycaeum

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