【解説?】アルティメットとは【まとめ・考察】

【解説?】アルティメットとは【まとめ・考察】
ストーリーの中でしばしば登場したキーワード「 アルティメット 」(Ultimate、ウルティメイトとも)とは一体何なのでしょうか。

「Ultimate」で辞書をひくと、「終局の、極限の、決定的な」といった形容詞であることがわかります。イングレス・ストーリーにおける「アルティメット」について現在までに明確に定義された記述は見つかっていませんが、これまでのストーリーにどのように登場したかを振り返り、アルティメットとは何か、についてまとめてみました(長いので要点だけ先に挙げました。めんどくさい人は説明を飛ばしてください)。

・アルティメットとは、エンライテンドが最終的にたどり着く理想の境地である。
・アルティメットはポータル・ネットワーク内、またはポータル・ネットワークに接続されたある場所に存在する、何らかの機能を持った領域である。
・アルティメットは4次元以上の世界に存在する。
・シェイパーはアルティメットに存在しているらしい。
・アルティメットとは「実在を保った情報を内在した超次元体」である。
・ジャービスの本質は肉体を失って以降、エキゾチックマター情報空間である「アルティメット」に存在している。
・アルティメットにはナイジェル・モイヤーの経験や思想のパターンが保存されており、アノマリー規模のXMを利用してアクセスすることが可能である。
・司アキラは過去にアルティメットに関する研究を行なっていた。
・テクトゥルフはアルティメットに存在している。

以下、ひとつずつ解説していきます。

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ジャービスが最初に「アルティメット」という言葉を使った時、それは エンライテンドが最終的にたどり着く理想の境地 のように表現されていました。
(English) https://plus.google.com/+NianticProject/posts/GP96EPiZVWN
2013/12/01 RedXに届いたボイスメール及びエノクの新曲「Redemption」からジャービスの音声が復号される。エンライテンドへの啓蒙メッセージ、前半部。

2015年8月、ヘンリー・ボウルズと855によるADAシャットダウン事件に対し「ADAは本当に死んだのだろうか?」と疑義が提示されます。
http://ingress.lycaeum.net/2015/08/20150823-141500-hank.html
ハンク・ジョンソンがこれに答え、ADAが潜伏しているとすれば「アルティメット」の中であろうと考察を述べています。
このことから「アルティメット」とは ポータル・ネットワーク内、またはポータル・ネットワークに接続されたある場所に存在する、何らかの機能を持った領域である と考えられます。

同じ頃クルーもまた考察を述べており、その中で次のように発言しています。
http://ingress.lycaeum.net/2015/08/20150826-145943-klue.html
> 彼女(ADA)の提示したひとつの可能性とは、あらゆる実在が繋がり合うというものでした。それはおそらくローランド・ジャービスがウルティメイトと提唱したものによって実現されるのでしょう。

この「あらゆる実在」は原文では「all the layers of reality」とあります。直訳すると「全ての実在のレイヤー」です。
簡単に言うと「アルティメット」とは4次元以上の世界であるということです。

4次元をいきなりイメージするのは難しいので、2次元と3次元の関係に置き換えてみます。

例えばフォトショップなどの画像処理ソフトをイメージしてください。フォトショップで作成されるのは1枚の画像、つまり奥行きのない2次元の世界です。本来奥行きのない世界に擬似的に奥行き(事物の前後の重なり)を表現するために、フォトショップでは「レイヤー」という透明な複数の画像を何枚も重ねて、1枚の画像を構成していきます。
透明なフィルムにパーツごとに絵を描いたものを重ねていくイメージです。これによって、2次元の世界に擬似的に3次元を表現できるわけです。

これと同様に私達がいるこの3次元の世界をひとつのレイヤーとし、同じような3次元のレイヤーがいくつも存在すると考えます。2次元の世界を3次元から見るように、この3次元の世界を4次元から見ると、これらのレイヤーが全て見渡せるわけです。そしてそれらをフォトショップのように重ね合わせたり、バラバラにしたりすることが可能だと考えられます。

つまり「アルティメット」は3次元よりも上の次元に存在し、私達がいる3次元や他の3次元レイヤーに影響を与えるものだと考えられるのです。

2015年12月、アバドン・アノマリー終結後にクルーは再び考察を述べました。
http://ingress.lycaeum.net/2015/12/20151230-175145-klue.html
> ローランド・ジャービスは、ありふれたこの世界の探究こそ私たちがその力を費やすべきものであり、アルティメットの同胞たちがその経験に心惹かれ、共生関係を発展させていくと主張していました。

「アルティメットの同胞たち」とはおそらくシェイパーを指しています(エンライテンドは畏怖のイメージを与える「シェイパー」という呼称を嫌い、彼らを「友人」「同胞」と呼びます)。
シェイパーは「アルティメット」に存在しているらしい ことが、ジャービスの主張からわかります。

2016年3月、P.A.シャポーによるアコライトについての調査報告の中で、彼女がエンライテンドを導かんとする「アルティメット」とは 実在を保った情報を内在した超次元体である と表現されます。
http://ingress.lycaeum.net/2016/03/20160311-183433-pac.html

2016年4月、2014年のヘリオス・アノマリー以降所在のはっきりしなかったジャービスですが、この時点で彼の本質たる部分は エキゾチックマター情報空間である「アルティメット」に存在している と考えられていることがわかります。
http://ingress.lycaeum.net/2016/04/20160416-165224-pac.html

2016年6月、アントワーヌ・スミスにより殺害されたナイジェル・モイヤーが隠匿した研究成果を求めて、ヤーハンが「アルティメット」へのアクセスを試みます。
http://ingress.lycaeum.net/2016/06/20160620-164251-pac.html

その根拠となったのが、現在IQテック・イースト代表でありNL-PRIMEの運用に携わる 司アキラが過去に手がけたXM研究 でした。それによると 「アルティメット」にはナイジェル・モイヤーの経験や思想のパターンが保存されており、アノマリー規模のXMを利用してアクセスすることが可能 だということなのです。
http://ingress.lycaeum.net/2016/06/20160623-075833-pac.html

http://ingress.lycaeum.net/2016/07/20160713-213448-pac.html
2016/07/13 司アキラについての調査報告・過去にアルティメットについても研究していたことが言及されている。

そして2016年12月、オリバー・リントン=ウルフ博士が構築した謎のエンティティ・テクトゥルフのものと思われるメッセージから、 テクトゥルフが「アルティメット」に存在している ことが示唆されます。
http://ingress.lycaeum.net/2016/12/20161211-233418.html
> 我はアルティメットにあり。我は基盤にあり。

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以上「アルティメット」に関する記述を集めてみました。いずれも伝聞または推測を挟んでいるため明確な定義付けは難しいのですが、 「アルティメット」とはここではないどこか異次元に存在する特殊な場所であり、シェイパーやテクトゥルフ、現在はジャービスもその中に存在し、特定あるいはすべての情報が保管されている ・・・と説明できると思います。

他に手がかりはあるでしょうか。
ぜひコメントにてご指摘ください。

#ProjectLycaeum #ingress

コメント

  1. なんとなくなんだけどこうやってまとまると、アカシックレコードとか、鋼の錬金術で描かれる「真理の扉」とかを想起しますな

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  2. 比喩としての「賢者の石」ですな。

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  3. 「あらゆる時空の情報が収められている」というとミスカトニック図書館、あるいはオーストラリアの地底にいる「大いなる種族」の書庫(時間からの影)を思い出します・・・

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