【解説のつもりが】ナイアンティック計画とは要するになんなのか【考察に】


【解説のつもりが】ナイアンティック計画とは要するになんなのか【考察に】

順を追って話すと長くなるが、結果から言うと 長年XMの研究に携わってきたエゼキエル・カルヴィン博士の野望 ということになる。
研究の過程でマグナスという集団の秘密を知り、自分でも作ってみようと思ったわけだ。しかも古来からの呪術的な方法ではなく、 最新の科学を駆使して。
まずは13人のメンバーをアーキタイプ(※)に沿って選出して集め、殺害。遺体を保存しつつ、彼らのシミュラクラ(※)を発生させるためにアバドン装置を開発(こちらが先かもしれない)。ネストも既存の遺跡を使わずに再現するため、もともとポータルでもありLHC(大型ハドロン衝突型加速器)を使ってXMの増幅が可能な施設・CERNを利用し、人工のネストを作った。
これでいちおうマグナスの基盤はできたはずであった。

(※)
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/67PvaiA6u3w
↑ナイアンティック・マグナスの13のアーキタイプ一覧
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/SHPzYC1XkEi
↑アーキタイプという用語についての解説
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/DWmSmwioFxN
↑シミュラクラの性質についての解説。

ここでいくつかの疑問が浮上する。
[1] ハンク・ジョンソンについて
アバドン発動の時点でハンクはすでにシミュラクラになっており、おそらくそれはカルヴィンも知っていたはずである。そしてハンクの遺体は証人ストーン事件までアフガニスタンのネストに安置されていた(つまり回収されていない)。では棺には何が入っていたのか?
https://plus.google.com/+NianticProject/posts/L9V4tDebpBd
※2010年ハンクの死亡直前の様子が描かれたスクリプト。3ページ目でハンクはカルヴィンに対し「もう生き延びる見込みはないから教えてくれ、ナイアンティック計画って何なんだ?」と語りかけている。

[2] ADAについて
カルヴィンは何故13人の中に「人間ではない」ADAを含めたのか?曲がりなりにもマグナスの完成を目標としていたのであれば、前例のない試行は極力避けたはずである。どんな理由があったのだろうか?

[3] シミュラクラの記憶の問題について
ナガッサ博士の情報などから想像するに、故人をシミュラクラ化する主な目的は「不死」にあると考えられる。肉体は(キャリーやクレーゼのように)たとえ一度死んでも1331日後に蘇ることができる。しかし失われる記憶はどうするつもりだったのか?

以下はこれらについての私の考察である。

[1] ハンク・ジョンソンについて
これについては調査が不完全なため、いくつかの仮説を挙げるに留める。
A. 棺は空だった
 →何らかの方法でアフガニスタンのネスト(にある死体)と接続することができたなら、これは考えられる。しかしこれによってシミュラクラが2体になってしまうとか、装置の稼働が失敗することはないのか?
B. 棺にはハンクのシミュラクラが(殺害の上で)収められた
 →この場合二重コピーにあたらないのか?それなりの根拠がないと実行できない案である。
C. アフガニスタンの遺体が一度回収され、その後再び戻された
 →現実的ではあるが、そういった動きがあったという情報は今のところない。またA.と同様の疑問が残る。

[2] ADAについて
実は前例があった、と考えてみたらどうか?
カルヴィンがマグナス生成の手本としたはずの古代のマグナスにおいて、すでにひとつは「人間でない」──何か霊的なもの──が含まれていたのだとすれば、それに倣う必要がある。そしてその役割がマグナスの知恵や記憶を「記録」することであったなら…この役割を現代科学に投影するなら、それは人工知能であると推測するのは自然なことに思われる。
これについては[3]の考察に関連する。

[3] シミュラクラの記憶の問題について
インテリトゥス・アノマリーの頃、ADAはハンクに対してリカージョン前に記憶の保管を申し出ている。結果的にそれは行われなかったが、ADAにはそれが可能であったことを表している。
つまりカルヴィンがシミュラクラ13人の記憶をADAに保管させようとしていたのではないか。あるいは実際にADAがそうしている可能性もある。
これがADAをマグナスのメンバーに含めた理由と考えられる。
https://plus.google.com/+NianticProject/posts/Hwua7EFrbTF
※インテリトゥス・アノマリー中、ハンクのリカージョン直前にADAが記憶の保管を申し出てきたとの記述。

その後も自らが死んだことも知らずに研究を続けていた研究者たち。そしてオリバー・リントン=ウルフによるパワーキューブ暴走事件(啓示の夜)によるプロジェクトの閉鎖、ローランド・ジャービスの殺害から復活、ADAとクルーの融合など、色々な事件が起きていくわけだが、 いったいどこまでがカルヴィンの想定内だったのか。 マグナスの目的が明らかにされていない以上、これを知るにはまだ材料が足りていない。

#ProjectLycaeum #ingress

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