HAZDATAの基礎知識 (ナイアンティック施設制圧編)

HAZDATAの基礎知識 (ナイアンティック施設制圧編)

現在、その活動が再び H. Richard Loeb らによって表沙汰とされている組織「HAZDATA」について、過去の情報を掘り返した結果を報告する。
この報告は、2013年4月21日にHAZDATAによるナイアンティック施設制圧時の情報を元に、私の解釈を交えた概要であり、当時の真相あるいは現在の状況とは異なる場合がある。また、参照した情報の原文の全文と拙訳は後ほど、別の形でアップする予定だ。
もし、本記について誤りや事実と異なる部分を見付けたら、ぜひとも指摘していただき、より正しい理解としていきたい。
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HAZDATAとは

HAZDATAは(表向きは)コンピュータ・セキュリティを主に扱う民間企業であり、アメリカに本部を置いている(バージニア州アレキサンドリアに本社、カリフォルニア州レッドウッド・ショアーズに拠点オフィスがある模様)。カオル・ウォン(Kaoru Wong)という辣腕のハッカー/クラッカーにより創立された。

ウイルスに感染したり、クラッカーに乗っ取られるなどオフライン化しなければならないコンピュータ・データを隔離し拡散を阻止、分析するのが、彼らの主な業務である。

HAZDATAの発展にはFBIが関与している可能性がある。また、HAZDATAは致死性の無い戦闘能力を持ち、海外展開を行うための軍事施設を利用した移送を可能にしている。

ネットワーク上の情報流通の阻止のため、物理的な行動を行うこともあるし、法的なアプローチも行うようだ。つまり、クライアントにとって不都合な情報の流布を封殺できる組織である。その仕事が行われれば「何も起こらない」ため、彼らの存在は滅多に表沙汰にはならないようだ。

軍事緊張状態・戦争状態にある地域での活動や、不法侵入など犯罪的行為は、HAZDATAとしては実施しないことになっている。


ナイアンティック施設制圧

HAZDATAは、「啓示の夜」事件のから4か月以上が経過した2013年4月21日、CERNのナイアンティック施設を制圧し、「啓示の夜」以降も残留していたナイアンティック計画関係者を施設から退去させた。

この際、ナイアンティック保守部門(責任者が当時もジェイ・フィリップスであったかどうかは確認中)との30分ほどにわたる武装対峙があったが、銃弾が飛び交う事態にはならず、HAZDATAスポークスマンの言葉を借りれば「権限の委譲がスムースに行われた」という。

制圧後の動き

1)「検出アルゴリズムA(※ リーク文書原文で「Detection Algorithm A」と表記されている)」が収められたサーバおよび関連サーバはオフライン化され、全プロセスがシャットダウンされた。検出アルゴリズムのコアプロセスのオフラインが確認されている。

2)ナイアンティック計画の科学的研究データが持ち出されたようである。(※現在XM企業によってXM構造体を制作できるようになっていることが持ち出された事実の証明になるかもしれない)

3)ナイアンティック計画の主要研究者で、XM研究の第一人者であるヴィクター・クレツェ博士の遺体が発見されており、HAZDATAは現地警察との軋轢を避けるために一時的に撤収。後に現地紙と思われる新聞で報道された。

4)年明けからのInvestigate Ingressの漏洩文書によれば、同施設は、現在もなおHAZDATAの制圧下にあるようだ。

-- D.A. Tomorow

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