【Ingress Lore】The Glyph Arc 04:ハンク・ジョンソンとキャリー・キャンベル(前編)
ミスティの事件の後、現在のバックストーリーでも話題の中心人物となっている考古学者ハンク・ジョンソン Hank Johnson が登場します。
「The Glyph Arc(グリフ物語)」 第4回(前編)では、前回ミスティからクルーへ、そしてその後スザンナ・モイヤーの手に渡ったグリフについて、クルーから相談を受けた記号論学者キャリー・キャンベル Carrie Campbell の1通のメールから物語は始まります。
なお、第4回は非常に長いパートであったため、前後編に分けてお送りいたします(無計画)。
※以下の記事は英語版Ingress Wikiの“LORE(original lore overview)”より、該当箇所を MailEater が翻訳しました。
(原文リンク) https://niantic.schlarp.com/investigation:characters:original_lore_overview
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ハンク・ジョンソンとキャリー・キャンベル(2013)
キャリーが最初にハンクに接触したのは(※1)、彼にクロスプレインズ・アノマリーに出向いて、ロバート・E・ハワードといくつかの奇妙なグリフの関連を調査しに行くべきだと告げるためであった。彼女はまた彼に、グリフは一部の個体を錯乱させ、あるいは文明全体さえも破壊する原因となりうるだろうとして慎重を期すよう警告した。
(※1) http://www.nianticproject.com/?id=sc615a
過去全ての関係者をグリフの物語に縛り付けている何かにまつわるやりとりを不要な環視から偽装することを試みるキャリーに対し、ハンクはその後もメッセージ交換を続行しようとした。彼はボウイナイフの父であるジム・ボウイ(※2)に言及し、彼女がP.ラスコーと表現した鉱山(※3)、いずれもサンサバとネクロノミコンに触れる部分では暗号化オンラインチャット(※4)(解読文(※5))を使うことになる。彼はまたロバート・E・ハワードの人生と発見について調査する名目でクロスプレインズに向かうつもりであることに言及する。
(※2) https://plus.google.com/+NianticProject/posts/jCgTNhC3Gse
(※3) http://www.nianticproject.com/?id=sc627a
https://plus.google.com/+NianticProject/posts/DgLhg1sE4af
キャリーはメールに「クロスプレインズに滞在中にP.ラスコーを探し出して」と書いています。単にラスコーと言えばフランス西南部にある洞窟の壁画が有名で、キャリーがサンサバ鉱山を暗喩してそう言ったともとれますが、P. Lascauxは上記G+ポストのコメント欄によると次の書籍(「時間依存方程式の数値計算法に関する講義:流体流問題への応用」)の著者名としてヒットします。
https://www.amazon.com/dp/B000QA1918
あるいはこの書籍とは無関係の同名人物の可能性もありますが、はっきりしたことはわかりませんでした。
(※4) http://www.nianticproject.com/?id=sc704a
(※5) →シーザー暗号(アルファベットを13文字ずらす)を用いて解読した文章 https://niantic.schlarp.com/documents:beneath
_(Transcriptの項目を展開すると表示されます)_
クロスプレインズ
ハンクはロバート・E・ハワードの調査のためにテキサス州・クロスプレインズへ行く口実として、彼のショー(※6)を利用した。
(※6) http://www.nianticproject.com/?id=sc724a
ハンク・ジョンソンが出演し、彼が世界各地のXMにまつわる場所を探検・調査するTVシリーズ。
番組の完成を前に制作が中止されてしまったため、本放送には至りませんでした。番組のいくつかはYoutubeで見ることができます。
そこへ到着後、彼はとても強いXMの存在を感じた(※7)。彼はまた、ここで何が起こったのかを示す、いくつかの失われた往復書簡(※8)を発見したという。また彼はジム・ボウイによって発見された(※9)のと同じものと思われる控えの間(※10)を見つけたようだ。
(※7) http://www.nianticproject.com/?id=sc715a
(※8) https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/G8FBpdxKhJA
「The Glyph Arc 2」で紹介した、H.P.ラヴクラフトとロバート・E・ハワードによる往復書簡
(※9) https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/BPrjvfUx6zB
「The Glyph Arc 1」で紹介したサンサバ鉱山で、ジム・ボウイが発見したとされる部屋
(※10) http://www.nianticproject.com/?id=sc717a
イングレスデイズ(※11)のあと、彼は最初のグリフをロバート・E・ハワード博物館裏の地面(※12)に見つけた。
(※11) https://plus.google.com/events/c1uojs1fqclsp51l18b0hsqiqso
2013年6月7・8日にテキサス州クロスプレインズにて発生したアノマリーイベント。
(※12) ※6と同じ
その後ハンクはPMC(傭兵)に追われることになる、そして逃亡中にうっかり狩猟保護区に侵入してしまう(※13)。彼はついに逃亡を果たし(※14)、この情報がキャリーに届くよう手配した(※15)。その後Hulong幹部の謎の死(※16)のニュースが浮上する、彼の失敗の結果だったことを暗示している。
(※13) http://www.nianticproject.com/?id=sc719a
(※14) http://www.nianticproject.com/?id=sc810a
(※15) http://www.nianticproject.com/?id=sc721a
(※16) http://www.nianticproject.com/?id=sc801d
報告のメールにはストラテジック・オペレーションズ副社長がテキサス/メキシコ国境沿い付近における作戦失敗を受けて自殺したという主旨の文章があります。これがハンク・ジョンソンを捕えられなかったことを指していると考えられます。
+++++++++++++++++++
ここで登場したイングレスデイズ・アノマリー(※11)が開催された6月7日・8日は、この年の「 ロバート・E・ハワード・デイズ (下記)」にあたっていました。ロバート・E・ハワードが生涯の多くを過ごしたクロスプレインズでは、毎年6月の第2週末に彼にまつわるグッズや各種催しを行うファンのためのイベントが行われているそうです。
生前のハワードや彼の作品を偲ぶ多くのファンの思いが、XMに何らかの作用を及ぼしたのかもしれません。
バックナンバー:
1.ジム・ボウイ
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/BPrjvfUx6zB
2.H.P.ラヴクラフトとロバート・E.ハワード
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/G8FBpdxKhJA
3.ミスティのシンボル
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/3f3bWnzdw6j
次回以降予定:
4.ハンク・ジョンソンとキャリー・キャンベル(2013年)(後編)
※誤訳等ありましたらコメント欄にてご指摘いただければ幸いです。
#ingress #backstory_jp
http://www.howarddays.com/
ミスティの事件の後、現在のバックストーリーでも話題の中心人物となっている考古学者ハンク・ジョンソン Hank Johnson が登場します。
「The Glyph Arc(グリフ物語)」 第4回(前編)では、前回ミスティからクルーへ、そしてその後スザンナ・モイヤーの手に渡ったグリフについて、クルーから相談を受けた記号論学者キャリー・キャンベル Carrie Campbell の1通のメールから物語は始まります。
なお、第4回は非常に長いパートであったため、前後編に分けてお送りいたします(無計画)。
※以下の記事は英語版Ingress Wikiの“LORE(original lore overview)”より、該当箇所を MailEater が翻訳しました。
(原文リンク) https://niantic.schlarp.com/investigation:characters:original_lore_overview
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ハンク・ジョンソンとキャリー・キャンベル(2013)
キャリーが最初にハンクに接触したのは(※1)、彼にクロスプレインズ・アノマリーに出向いて、ロバート・E・ハワードといくつかの奇妙なグリフの関連を調査しに行くべきだと告げるためであった。彼女はまた彼に、グリフは一部の個体を錯乱させ、あるいは文明全体さえも破壊する原因となりうるだろうとして慎重を期すよう警告した。
(※1) http://www.nianticproject.com/?id=sc615a
過去全ての関係者をグリフの物語に縛り付けている何かにまつわるやりとりを不要な環視から偽装することを試みるキャリーに対し、ハンクはその後もメッセージ交換を続行しようとした。彼はボウイナイフの父であるジム・ボウイ(※2)に言及し、彼女がP.ラスコーと表現した鉱山(※3)、いずれもサンサバとネクロノミコンに触れる部分では暗号化オンラインチャット(※4)(解読文(※5))を使うことになる。彼はまたロバート・E・ハワードの人生と発見について調査する名目でクロスプレインズに向かうつもりであることに言及する。
(※2) https://plus.google.com/+NianticProject/posts/jCgTNhC3Gse
(※3) http://www.nianticproject.com/?id=sc627a
https://plus.google.com/+NianticProject/posts/DgLhg1sE4af
キャリーはメールに「クロスプレインズに滞在中にP.ラスコーを探し出して」と書いています。単にラスコーと言えばフランス西南部にある洞窟の壁画が有名で、キャリーがサンサバ鉱山を暗喩してそう言ったともとれますが、P. Lascauxは上記G+ポストのコメント欄によると次の書籍(「時間依存方程式の数値計算法に関する講義:流体流問題への応用」)の著者名としてヒットします。
https://www.amazon.com/dp/B000QA1918
あるいはこの書籍とは無関係の同名人物の可能性もありますが、はっきりしたことはわかりませんでした。
(※4) http://www.nianticproject.com/?id=sc704a
(※5) →シーザー暗号(アルファベットを13文字ずらす)を用いて解読した文章 https://niantic.schlarp.com/documents:beneath
_(Transcriptの項目を展開すると表示されます)_
クロスプレインズ
ハンクはロバート・E・ハワードの調査のためにテキサス州・クロスプレインズへ行く口実として、彼のショー(※6)を利用した。
(※6) http://www.nianticproject.com/?id=sc724a
ハンク・ジョンソンが出演し、彼が世界各地のXMにまつわる場所を探検・調査するTVシリーズ。
番組の完成を前に制作が中止されてしまったため、本放送には至りませんでした。番組のいくつかはYoutubeで見ることができます。
そこへ到着後、彼はとても強いXMの存在を感じた(※7)。彼はまた、ここで何が起こったのかを示す、いくつかの失われた往復書簡(※8)を発見したという。また彼はジム・ボウイによって発見された(※9)のと同じものと思われる控えの間(※10)を見つけたようだ。
(※7) http://www.nianticproject.com/?id=sc715a
(※8) https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/G8FBpdxKhJA
「The Glyph Arc 2」で紹介した、H.P.ラヴクラフトとロバート・E・ハワードによる往復書簡
(※9) https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/BPrjvfUx6zB
「The Glyph Arc 1」で紹介したサンサバ鉱山で、ジム・ボウイが発見したとされる部屋
(※10) http://www.nianticproject.com/?id=sc717a
イングレスデイズ(※11)のあと、彼は最初のグリフをロバート・E・ハワード博物館裏の地面(※12)に見つけた。
(※11) https://plus.google.com/events/c1uojs1fqclsp51l18b0hsqiqso
2013年6月7・8日にテキサス州クロスプレインズにて発生したアノマリーイベント。
(※12) ※6と同じ
その後ハンクはPMC(傭兵)に追われることになる、そして逃亡中にうっかり狩猟保護区に侵入してしまう(※13)。彼はついに逃亡を果たし(※14)、この情報がキャリーに届くよう手配した(※15)。その後Hulong幹部の謎の死(※16)のニュースが浮上する、彼の失敗の結果だったことを暗示している。
(※13) http://www.nianticproject.com/?id=sc719a
(※14) http://www.nianticproject.com/?id=sc810a
(※15) http://www.nianticproject.com/?id=sc721a
(※16) http://www.nianticproject.com/?id=sc801d
報告のメールにはストラテジック・オペレーションズ副社長がテキサス/メキシコ国境沿い付近における作戦失敗を受けて自殺したという主旨の文章があります。これがハンク・ジョンソンを捕えられなかったことを指していると考えられます。
+++++++++++++++++++
ここで登場したイングレスデイズ・アノマリー(※11)が開催された6月7日・8日は、この年の「 ロバート・E・ハワード・デイズ (下記)」にあたっていました。ロバート・E・ハワードが生涯の多くを過ごしたクロスプレインズでは、毎年6月の第2週末に彼にまつわるグッズや各種催しを行うファンのためのイベントが行われているそうです。
生前のハワードや彼の作品を偲ぶ多くのファンの思いが、XMに何らかの作用を及ぼしたのかもしれません。
バックナンバー:
1.ジム・ボウイ
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/BPrjvfUx6zB
2.H.P.ラヴクラフトとロバート・E.ハワード
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/G8FBpdxKhJA
3.ミスティのシンボル
https://plus.google.com/+MailEater_White/posts/3f3bWnzdw6j
次回以降予定:
4.ハンク・ジョンソンとキャリー・キャンベル(2013年)(後編)
※誤訳等ありましたらコメント欄にてご指摘いただければ幸いです。
#ingress #backstory_jp
http://www.howarddays.com/
なお、後編の翻訳も終わっていますが一部出典について確認中。近日公開予定。
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