P.A. シャポー(P.A. Chapeau)

Originally shared by Itonaga “Siel Dragon” Naohiro

P.A. シャポー(P.A. Chapeau)
2016/08/11 16:06:15
今回の文献は予想外のものであったが、手がかりに満ちていた。私はようやく辿り着いたが、諸君も同様だろうか...

内容:

「部屋には悪臭が満ち、長居はしたくなかった。赤髪の女が立ち去り、我々もその後を追った。ひとりの男が近づき、手身近に話していた。「セカンダルよ」とシビュラが言った。私にはその男がアレキサンダーには見えなかったが、往来する人々が歴史とは異なる姿であるが、その本質は同じなのだとはっきり分かった。シビュラは脈動する光に照らされた場所に立っていた。そして再び霧に包まれた。それはこの世の霧ではなかったが、ほかに説明しようのないものだ。再び我々は別の地へと導かれていったのだ。

我々は焼け焦げた大地に立っていた。世界は明滅し、雲々が空を駆けていた。それは瞬く間に幾多の季節が過ぎ去っていったかのようだった。初めに、蛇行する川の流れる渓谷で見掛けた男たちを彷彿とさせる羽兜を被った男たちの姿があった。そこは喪失感を抱かせる地だった。男たちがそこに映し出されたことに意味はないのだろう。男たちはローマ兵とは異なる華やかな兜を被っていた。ローブを纏い十字架を身に着けた者の姿もあった。男たちが地を掘り返すとそこに黄金が現れた。木材で砦を築くと、更に多くの男たちが集まっていき、小屋やテントや造作物が並んでいった。黄金は次から次へと掘り返されていった。男たちは炉を作ると競って働いた。羽根兜の戦士たちが再び現れると、争いが起きた。男たちは炎を吐く筒と光輝く胸当てを持っていた。男たちは黄金を板やコインにすると、大地へと戻した。

P.A. シャポー

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http://investigate.ingress.com/2016/08/11/gold-and-blood/

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